プルゼニド・センノシド・アローゼン・ラキソベロンを比較
こちらでは有名な大腸刺激系の便秘薬(刺激性下剤)の比較情報を紹介します。
一般名や成分、飲み方、飲む量などを一覧で見ることができます。
腸内に水分を引き寄せるタイプの便秘薬(下剤)、酸化マグネシウム製剤についての解説記事はこちら
便秘薬・下剤名 | 一般名 | 成分 | 飲む量・用法用量 | 効果発現時間 | 剤形 |
---|---|---|---|---|---|
プルゼニド センノシド |
センノシドA・B | センナ配糖体の カルシウム塩 |
1日1回12〜24r | 8 〜 10時間で発現 | 錠剤 |
アローゼン | センノシドA・B | センナ・センナジツ | 1回0.5〜1.0gを 1日1〜2回 |
記載なし | 顆粒 |
ラキソベロン内用液 | ピコスルファートナトリウム水和物製剤 | ピコスルファートナトリウム水和物 | 大人:1 日1 回 10〜15滴 (0.67〜1.0mL) |
記載なし | 液剤 |
ラキソベロン錠2.5mg | ピコスルファートナトリウム水和物製剤 | ピコスルファートナトリウム水和物 | 大人:1日1回2〜3錠 小児:、1日1回2錠 |
記載なし | 錠剤 |
名称 | 添付文書PDF |
---|---|
プルゼニド | http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00057083.pdf |
アローゼン | http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/710794_2359102X1072_1_02.pdf |
ラキソベロン内用液 | http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00057669.pdf |
ラキソベロン錠2.5mg | http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00057668.pdf |
大腸刺激系の便秘薬(刺激性下剤)の効果・効き目について
便秘薬の薬効成分が大腸に到達することとにより薬が変化し、大腸の粘膜への刺激をし大腸が動きます。
薬の作用により腸管の動きが大きくなり便を排出する効果が出ます。
どのくらいの時間で効果が出るのか?
添付文書に作用時間の記載がないものがありますが、多くが8時間〜12時間くらいで効果が出ます。
夜寝る前に飲むと朝の便意がおこるような便秘薬です。
副作用はある?
すべての便秘薬は腸を大きく動かす作用があるため腹痛や下痢が発生する可能性があります。
またアローゼンは尿に赤色系の色がつくことがありますが薬のせいなので気にしなくても良いでしょう。
刺激性下剤を利用する時の注意点は?
連用・乱用で腸が成分に慣れ効果が薄れる可能性がありますので、毎日大量に飲むような状況になる前に専門医に相談すると良いでしょう。
ラキソベロン内服液は液剤なので液体ですが、間違って点眼しないようにしましょう。
どんな味・においがする?
- アローゼン:黒く顆粒状でお線香のような漢方系の臭いがします。あまりおいしいものではありません。
- プルゼニド・センノシド錠:錠剤なので特に味はしません。かまずに飲みましょう。
- ラキソベロン内服液:ほんのり甘さを感じ子供でも飲みやすいです。
- ラキソベロン錠:味はありません。
刺激性下剤の強さ比較
効果の効き方が似ている便秘薬なので強弱の比較は難しく明確ではありません。
処方医や薬剤師ごとに意見が違うと思いますが、私のイメージをこちらに記載ます。
強弱イメージ
アローゼン=プルゼニド=センノシド>ラキソベロン
刺激性下剤の飲み合わせについて
- アローゼン
- プルゼニド
- センノシド
- ラキソベロン
便秘症状でこれら薬を組み合わせて飲むことは基本的にしません。
同じ薬効なので二倍量飲むことになります。
酸化マグネシウム系の薬との飲み合わせ
また、同じような便秘薬の中に酸化マグネシウム(マグミット、酸化マグネシウム錠○○mg「ヨシダ」:旧名マグラックス錠など)とは一緒に飲むことがあります。
これらの酸化マグネシウム系の薬は便の水分量を増やすことで柔らかくする作用があるため、薬効が異なります。
整腸剤との飲み合わせ
整腸剤のビオフェルミン、ラックビー、ミヤBMなどと合わせて飲む場合もあります。
整腸剤は腸内細菌を整える作用があり下剤とは効き目が違うため一緒に飲むことができます。
詳しい便秘薬の飲み合わせは処方医や調剤を行った薬局薬剤師に聞いてみましょう。
【専門家が教える】便秘解消3つのコツ
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