【ガッテン!】便意はあるのに出ない!?便秘の新タイプ解消SP 2018年3月14日放送

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便意はあるのに出ない!?便秘の新タイプ解消SP

【ガッテン!】2018年3月14日放送

立川志の輔と小野文惠司会の生活情報バラエティー。

 

食品や健康の話題などの身近な話題を、専門家による最新の科学・知識で掘り下げることによって、これまでとは異なる新しい常識を提示していく。

 

 

今回のテーマは『新しいタイプの便秘』について。

 

昨年、国内初の『便秘診療ガイドライン』が発表。

 

そこで紹介されたことにより話題となった、「便意はあるけれども排便ができない」という症状があり、従来の対処法では効果が薄いという新しいタイプの便秘『排便困難型』について、専門の治療法や対処法について紹介していきます。

 

  • 司会: 立川志の輔、小野文惠(アナウンサー)
  • ゲスト: 大島麻衣、岡田圭右、坂下千里子

 

ひとくちに便秘と言っても、実は便秘にはさまざまな種類があるということをご存知でしょうか。

 

ストレスや食生活が原因のもの、筋力の衰えによるもの、カチカチの便が蓋をしてしまっていることが原因のもの、他の疾患が原因のもの…などなど。

 

 

便秘の種類によって、当然のことながら有効な対処法が異なってきます

 

「とりあえず下剤を…」と薬に頼ってしまいがちの便秘ですが、種類によって効果のある便秘薬も異なります。

 

中には、誤った対処をすることで命の危険があることも…。

 

 

「便秘体質を直したい!」「辛い便秘症状をなんとかしたい…」

 

そう考える方は、まず最初に自分の便秘の種類を把握することから始めましょう。

 

遠回りな方法に思えますが、すぐ便秘薬に頼るよりも実はよっぽど近道です。

 

 

便秘の種類と考えられる原因については、以下の記事で紹介しています。

 

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

便秘の種類とは?便秘の種類を知ることで正しい対処方法を!

 

 

 

便意はあるのに出ない!?便秘の新タイプ解消SP

便秘の悩みは万国共通。

 

世界各地で、日々新たな便秘の解消法や、便秘の悩みが引き起こすさまざまなトラブルが報じられています。

 

 

そのような昨今、日本では2017年に国内初の便秘診療ガイドラインが作成、発行されました。

 

便秘の診療や対策についての最新の情報をまとめた便秘診療ガイドラインで発表され注目を集めている、今までの常識では考えられなかった新しい便秘対策とはどのようなものなのでしょうか?

 

 

まさか!こんな方法で便秘の症状が改善?

熊本にお住まいの杉本紘一郎さん(78)は、数年前から不思議な便秘の症状に悩まされていたそうです。

 

それが、毎日便意はあって、トイレでいきむのに、肛門近くまで便は来るのに出ない、という便秘症状。

 

トイレで一時間、頭が割れるように痛むまでいきんでも出ない、という状況が数年間続いたそうです。

 

 

また、VTR出演の70代女性は、7年前から便秘に悩まされており、杉本さんと同様に便意はあるけれども便が出しづらいという状況が続いていたそうです。

 

お通じは毎日あるものの、いきんでも出てくるのは鉛筆くらいの細さの便

 

その様子を女性は「難産みたい」だったと語ります。

 

最後には便秘薬を頼ってみたものの症状は改善はせず。

 

あまりの辛さに、最終的には軽いうつ症状にも悩まされたそう。

 

 

この、数年に渡る頑固な便秘で悩まされてきたお二方が、とあるリハビリ方法で便秘が改善

 

70代女性にいたっては、たった1回のリハビリで効果があったそうです。

 

 

病院で先生に教わったという、自宅でも簡単に出来るそのリハビリ方法が、あることをしながら「数を数える」という方法。

 

一体どういうことなのでしょうか?

 

 

新しいタイプの便秘『排便困難型』

まずは、リハビリ方法に先立って、杉本さんや70代女性の便秘の症状について少しみていきましょう。

 

 

1m50cmほどの長さの大腸の、肛門側の出口付近15cmを直腸といいますが、この直腸の部分に便が来ると私たちは便意を催します。

 

今まで、便秘というのは「直腸まで便がやってこないこと」である、と考えられてきました。

 

 

ところが、杉本さんや70代女性の便秘のケースでは、毎日便意はある、つまり「直腸まで便が来ている」ということになります。

 

つまり、今までの便秘の常識には当てはまらない新しい便秘の症状である、ということになります。

 

 

この『新しいタイプの便秘』の患者と正常な人の、排便時の直腸から肛門付近のX線画像を比較してみると、

 

 

 

正常な人の便は、直腸から肛門に向かってストンと落ちています。

 

ところが、『新しいタイプの便秘』の患者では、いきんだ際に肛門付近の直腸が筋肉によってギュッと縛られてしまい、便が肛門側に流れるのを阻害している様子が観察できます。

 

 

 

この、肛門を縛っている筋肉は『恥骨直腸筋』といい、通常は便意を感じてもすぐ便を外に漏らさないように直腸を締める働きをしている筋肉です。

 

便を出す際には恥骨直腸筋が緩み、便の出口を開くよう働きます。

 

 

しかし、『新しいタイプの便秘』の人は、この恥骨直腸筋が正常にコントロールできず、排便をしようとしても直腸が縛られたまま緩まないため、便意を感じても便が出せない状態だというのです。

 

便秘診療ガイドラインでは、従来の「直腸まで便が来ない(便意を感じられない)」タイプの便秘『回数減少型』に対し、この新しいタイプの便秘を『排便困難型』と呼んでいます。

 

 

排便困難型患者向けのトレーニング、「数を数える」リハビリとは?

排便困難型の便秘の方は、本来は緩めなくてはいけない恥骨直腸筋が緩まないことに問題があります。

 

この恥骨直腸筋をコントロールするため、まず肛門をギュッと締め、続けて緩めること。

 

これが杉本さんや70代女性が行っていた『数を数えるリハビリ』の正体です。

 

恥骨直腸筋を緩めるための「数を数える」リハビリ

  • 椅子に座り、肛門をギュっと締め、5秒数える。
    (その際、肛門を締めている筋肉を恥骨に向けて上に引っ張り上げることを意識する)
  • 5秒数えたら、今度は力を抜き、肛門を緩めた状態で5秒数える
  • これを1日で10〜20回行う

 

 

排便を楽にする『考える人』の姿勢

楽に排便するために重要な要素の一つが、排便時の姿勢です。

 

上手く恥骨直腸筋を緩める排便を楽にすることのできる姿勢が、前傾姿勢

 

いわゆるロダンの『考える人』の彫刻のポーズです。

 

 

自然と『考える人』のポーズになれる便秘解消ステップの開発者インタビュー記事はこちら!

アサヒ衛陶『SULUTTO(スルット)』の開発背景に迫る

 

 

大腸や肛門のスペシャリストである、大腸肛門病センター高野病院副院長の高野正太医師は、かつてアメリカで排便と姿勢の関係を研究、その成果が注目されました。

 

高野医師の研究によると、排便困難型の患者22人に前傾姿勢をとらせいきみ方を指導したところ、半数の11人に便秘症状の改善がみられたというのです。

 

これは、前傾姿勢になったことで、恥骨直腸筋が緩みやすくなると同時に、背筋を伸ばし真っ直ぐな姿勢と比べ直腸がまっすぐになり、便がスムーズに移動が出来るためだと考えられます。

 

高野医師が教える楽な排便姿勢といきみ方のポイント

  • 便座に座り、ひじが太ももに付くくらいの前傾姿勢をとる
  • 一度恥骨直腸筋を疲れさせるため、ギューっと引き上げる
  • その後、ふーっと力を抜いて肛門を緩めると同時におなかに力を入れ、お通じを出す

 

 

高野医師によると、

 

(排便困難型の人は)必死になっていきむほど、おなかだけじゃなくて恥骨直腸筋にも力が入ってしまう

 

とのこと。

 

それが、これらの「数を数える」リハビリや正しい排便姿勢のトレーニングをすることによって、「前より症状が改善した」という方が6〜7割にもおよぶ、ということです。

 

また、先の70代女性は1回のリハビリで効果が感じられたということですが、普通はすぐに効果が出るというわけではなく、通常は1日10回〜20回のリハビリを1ヶ月続け、改善できるかどうかの判断をする、ということのようです。

 

 

排便困難型の患者は従来の回数減少型の便秘の患者との重複もあるということ。

 

また、便秘患者のうち2〜3割の方が排便困難型である、とも言われているそうです。

 

便秘に悩んでいて、昔から言われている食物繊維の摂取や適度な運動といった対策にイマイチ効果が感じられなかったという方は、これらの『数を数えるリハビリ』や排便姿勢などの対策を行ってみる価値がありそうです。

 

 

新しいタイプの便秘薬『ルビプロストン』

翻って、従来型の便秘『回数減少型』の対策も、新しい便秘薬の登場によって、採れる選択肢の幅が広がりました。

 

その、近年になって認可された新しいタイプの便秘薬が『ルビプロストン(商品名:アミティーザ)』というものです。

 

新しいタイプの便秘薬『ルビプロストン(アミティーザ)』についてはこちらの記事を参照

【薬剤師解説】アミティーザの効果と副作用について

 

従来の便秘薬の大半が『刺激性』と呼ばれるタイプのもの。

 

刺激性便秘薬は、大腸を薬によって刺激してぜん動運動を促し、無理やり便を外に押し出させる、といったものでした。

 

これらの刺激性便秘薬は、強力な効き目と即効性がある反面、効きすぎて激しい腹痛や下痢を起こしてしまうことがあります。

 

また、長期に渡って使用することで徐々に効かなくなり、更なる便秘の悪化を招いたり、薬がないと排便できないという依存症を引き起こしたりといったリスクも存在します。

 

 

対して、ルビプロストンは小腸に働きかけて水分の分泌を促し、その水分で便を柔らかくすることで便の腸内の移動をスムーズにする、といった働きを持つ薬です。

 

腸を刺激する刺激性便秘薬と比べて、腹痛や下痢が起こりにくいことが大きなメリットですが、人によっては気持ちが悪くなるというデメリットもあります。

 

また、ルビプロストンは処方薬しか存在しないため、ドラッグストアなどで気軽に入手することができません。

 

 

 

特徴だけを見ると、ルビプロストンにも欠点があり、ルビプロストンの登場がそれほど画期的なことのようには思えないかもしれません。

 

しかし、この全く新しいタイプの便秘薬の登場によって、今までのタイプの便秘薬が合わなかった人や、体質や既往症の関係で使えない便秘薬があった人の採れる選択肢が増え、より自分に合った治療を行える機会が増えた、ということになるのです。

 

 

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